コスモカトルカール（2010年生、母イットウリョウダン）

コスモカトルカール（2010年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋パウンドケーキ、４／４（仏）。父、母、父父、母父からの力を」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時13歳）と交配したイットウリョウダンが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方32戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2六七。

経歴

デビュー前

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月21日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月1日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

3歳（2013年）

3月24日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

5月4日、中5週で迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月18日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月29日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

9月20日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで止まることなく走り抜いたが、勝ったハナノアイビスにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

11月5日、中2週で迎えた13戦目は、杉並区特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月27日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で沢田龍哉騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったノアメロディに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4歳（2014年）

1月21日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で沢田龍哉騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月4日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2六七八（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で沢田龍哉騎手（7戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2四五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で沢田龍哉騎手（8戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で沢田龍哉騎手（9戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で沢田龍哉騎手（10戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月22日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で沢田龍哉騎手（11戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサマーフェアリーに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月23日、中8週で迎えた22戦目は、エルタニン特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で沢田龍哉騎手（12戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2五六七（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で沢田龍哉騎手（13戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた24戦目は、文月特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で沢田龍哉騎手（14戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

11月11日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、LIFE&LOVE賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた26戦目は、豊玉賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた27戦目は、一般C2六七八（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

5歳（2015年）

1月23日、中3週で迎えた28戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた29戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

3月20日、中5週で迎えた30戦目は、一般C3一二三（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は有年淳騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた31戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3二三（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた33戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は有年淳騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた34戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた35戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般B4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したウェイアヘッドにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月4日、連闘で迎えた36戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般Bイ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったイチエイオウジに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月12日、連闘で迎えた37戦目は、アルタイル特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた38戦目は、TSWII杯特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた39戦目は、鳴子特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた40戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で別府真衣騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた41戦目は、一般B3（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で別府真衣騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。