クラウンビュレット（2010年生、母ファイヤーフレンチ）

クラウンビュレット（2010年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋弾丸」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時9歳）と交配したファイヤーフレンチが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方23戦6勝2着7回。主な勝ち鞍は2015年のクレマチス賞(一般C1五)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、クラウンによって420万円で落札された。

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

3月9日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月6日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

6月1日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

8月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。14着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた5戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったシンセラメンテにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

4歳（2014年）

5月29日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のゴーゴーサスケに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月13日、中1週で迎えた7戦目は、高麗山特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、秩父龍勢賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、抜け出したトキノローズを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月18日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、武州和牛賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

12月8日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、一般C2四（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったミラクルモトヒメに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中1週で迎えた11戦目は、グッドラック賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったシュヴァルベに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5歳（2015年）

1月9日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2八九（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルラヴォーロに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月16日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2四五（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ストレイトウェザーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月23日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネクタルブルーを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

4月28日、中4週で迎えた15戦目は、ダイヤモンド特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた16戦目は、ヒスイ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のルミエールウェストに2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

8月31日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、クレマチス賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンセットバラッドを強烈な末脚でアタマ差だけ差し切って5勝目を獲得した。

12月5日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1900m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は伴啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2016年）

1月23日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で伴啓太騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

2月21日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で伴啓太騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

5月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伴啓太騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた24戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

9月13日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、金沢城賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7歳（2017年）

3月1日、約5か月半の休み明けで迎えた26戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトウショウスレッジをアタマ差振り切って休養明け初戦を制した。

3月20日、中2週で迎えた27戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた28戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の米沢特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

9月27日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、つぼ八特別2（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったスーパーステションに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月11日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、ルシナ特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた31戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8歳（2018年）

4月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、えりもうに祭り特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5月10日、中1週で迎えた33戦目は、キズナ・プレミアム（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったスカイロックゲートに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

5月22日、中1週で迎えた34戦目は、キタコブシ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったサムライダマシーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中3週で迎えた35戦目は、おうむ産業観光まつり特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた36戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、ふるさとひだか応援特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた37戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、新ひだか夏まつり特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。