ケンヴァイザッハ（2020年生、母スプンキーウーマン）

ケンヴァイザッハ（2020年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ドイツの地名」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアクター（当時9歳）と交配したスプンキーウーマンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は早坂牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方14戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2024年の祝!第二回銀次爆誕杯(一般C18)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、早坂牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、中西宏彰によって187万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月19日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

3歳（2023年）

3月12日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月18日、中9週で迎えた3戦目は、3歳戦の広峰山特別（園田ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず3着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた4戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

6月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

8月5日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、3歳戦の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田口貫太騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた8戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2024年）

3月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したウインユニバースを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月1日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、祝!第二回銀次爆誕杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサルジュターグに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月18日、中1週で迎えた12戦目は、零れ桜特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーセンダビットを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

5月10日、中2週で迎えた13戦目は、鵜鮎特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアンナプルナに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中3週で迎えた14戦目は、あやめ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエクローサに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

7月2日、中3週で迎えた15戦目は、星合特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた16戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリティーメモリーに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月12日、中3週で迎えた17戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、打上花火特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた18戦目は、あみ&ゆうきWedding（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったアルマロクザンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた19戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったニホンピロクリフに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は西塚洸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

2023年8月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。