カルドブレッサ（2008年生、母ラフィカ）

カルドブレッサ（2008年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「あたたかいそよ風（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したラフィカが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地36戦5勝2着6回。2014年の中山金杯(ハンデG3)で2着に入った他、2013年の日経新春杯(ハンデG2)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額3,000万円（7.5万×400口）で一口馬主が募集された。

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月28日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月20日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

12月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したボウシュウローズに半馬身届かず2着に敗北した。

12月25日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアドマイヤバートンを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2011年）

1月16日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアルティシムスにクビ差届かず2着となった。

2月26日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3月27日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

4月24日、中3週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 曇/重）に出走。17頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、6着に終わった。

9月4日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフクラムサイフをアタマ差振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。

9月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたハッピーパレード決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4歳（2012年）

1月29日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトーセンジャガーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

3月25日、中4週で迎えた16戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月28日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月28日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたエーシンジャッカル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のコウエイオトメをクビ差振り切って4勝目をゲットした。

12月9日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエーシンミラージュ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5歳（2013年）

1月13日、中4週で迎えた22戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入った。

2月23日、中5週で迎えた23戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

7月28日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のエーシングングンに1馬身1/4の差をつけて休み明け初戦を物にした。

9月1日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

11月10日、中9週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた26戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた27戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の朝日チャレンジカップ（阪神芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

6歳（2014年）

1月5日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったオーシャンブルーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

2月23日、中6週で迎えた29戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

5月11日、中7週で迎えた31戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

6月15日、中4週で迎えた32戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で大外17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

9月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた33戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

7歳（2015年）

2月21日、約5か月半の休養明けで迎えた34戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

4月12日、中6週で迎えた35戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

5月16日、中4週で迎えた36戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。