アドマイヤシェルパ（2006年生、母ガンアンドローズ）

アドマイヤシェルパ（2006年2月6日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋案内人」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトワイニング（当時15歳）と交配したガンアンドローズが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方12戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年のポインタース賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって1,890万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

2月8日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月1日、中2週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月21日、中8週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

8月30日、中9週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

10月21日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のひいらぎ特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシバノインディーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月4日、中1週で迎えた8戦目は、大森特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のゴモラをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

12月4日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したカズノローレルにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月28日、中2週で迎えた10戦目は、ファイナルナイト賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2010年）

1月18日、中2週で迎えた11戦目は、ウエルカム2010賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、初午特別（大井ダート1200m 雨/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月5日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月15日、中0週で迎えた14戦目は、三条特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のカリビアンセレブに2馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

4月7日、中2週で迎えた15戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のファンキードラゴンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月23日、中1週で迎えた16戦目は、JAいちかわ賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、最後はタケノヘイローと並んで3着同着となった。

5月18日、中3週で迎えた17戦目は、新緑賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、カノープス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（5戦2勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に敗れた。