カーペンタービー（1986年生、母フアイアフラワー）

カーペンタービー（1986年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルドウターブル（当時8歳）と交配したフアイアフラワーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地24戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

野平祐二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

7月24日、デビュー戦は田中清隆騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1000m 小雨/重）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

3歳（1989年）

1月14日、約6か月の休み明けで迎えた2戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

7月23日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中清隆騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中清隆騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。0着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた5戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中清隆騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

9月23日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスピーディジョイナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4歳（1990年）

5月12日、約7か月半の休養明けで迎えた8戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

5月26日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原昌久騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

7月1日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で原昌久騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

8月4日、中4週で迎えた12戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロングマイケルをクビ差だけ差し切って2勝目を収める

9月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったダブルスチールに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月15日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた16戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

5歳（1991年）

7月14日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、佐藤吉勝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月11日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤吉勝騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤吉勝騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

9月15日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤吉勝騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の雄国沼特別（福島ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤吉勝騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた24戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。