キョクイチギンガ（2002年生、母ミヨチャンギンガ）

キョクイチギンガ（2002年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノメイジン（当時8歳）と交配したミヨチャンギンガが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）上島牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方26戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の豊・繭美結婚記念杯(一般B3-2)。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

12月11日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

3歳（2005年）

1月15日、中2週で迎えた3戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

3月6日、中6週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

4月30日、中7週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月19日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた7戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

8月28日、中6週で迎えた8戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

4歳（2006年）

1月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた9戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（金沢ダート1400m 雪/不良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg絞って迎えた10戦目は、竹田吉孝騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルキーギガに半馬身交わされて2着となった。

4月18日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定戦のクローバー賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉孝騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のアザレア賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉孝騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で竹田吉孝騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチョコランタンに約14馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月6日、中1週で迎えた14戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のコーラル賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホーエイトップに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

6月18日、中1週で迎えた15戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

7月2日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジャストアプローチにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルキーギガに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月8日、中2週で迎えた18戦目は、一般B4-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアニマートに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月22日、中1週で迎えた19戦目は、千日紅特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スナークロビンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中7週で迎えた20戦目は、つわぶき特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で堀場裕充騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月31日、中1週で迎えた21戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で堀場裕充騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクニノリューオーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月12日、中1週で迎えた22戦目は、安全・安心の貸金庫杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は竹田吉孝騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オーバーカムに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた23戦目は、ifa食品王国石川記念（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（8戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた24戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、水仙特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた25戦目は、豊・繭美結婚記念杯（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（9戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトップポイントに2馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

5歳（2007年）

4月8日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（10戦5勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（11戦5勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（12戦5勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた29戦目は、しゃくなげ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（13戦5勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（14戦5勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月2日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で堀場裕充騎手（15戦5勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた32戦目は、金沢競馬売店組合大場売店杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で堀場裕充騎手（16戦5勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で堀場裕充騎手（17戦5勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた34戦目は、一般B1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で堀場裕充騎手（18戦5勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。