ヤマニンパジャッソ（2017年生、母ヤマニンアリエル）

ヤマニンパジャッソ（2017年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ピエロ（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタートルボウル（当時15歳）と交配したヤマニンアリエルが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は廣田光夫。主な勝ち鞍は2021年のオッズパーク杯(一般C13)。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

1月11日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

5月9日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

6月14日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

8月23日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で伊藤工真騎手（4戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

9月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、日高町家畜自衛防疫組合賞（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた7戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-6（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

11月30日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C27（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月14日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマジックガールに約13馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2021年）

1月7日、中2週で迎えた11戦目は、オッズパーク杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアラガールに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月9日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C13（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルディビートに約15馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

9月21日、中1週で迎えた13戦目は、オータムアタック（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームアローに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月26日、中4週で迎えた14戦目は、フォーマルハウト賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ゴルトグルーベに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた15戦目は、深秋特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた16戦目は、中京チャンピオンズCまで11日（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のパットサイテに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

デビュー前

森山英雄厩舎（笠松）へ入厩。

5歳（2022年）

1月11日、中6週で迎えた17戦目は、迎春特別（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（5戦3勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシュゴテンシに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月28日、中1週で迎えた18戦目は、スノードロップオープン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大原浩司騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

2月7日、中0週で迎えた19戦目は、春雪特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大原浩司騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のムーンセレナーデに1馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

3月17日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた20戦目は、夢見月特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で大原浩司騎手（8戦5勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月31日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、彼岸桜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大原浩司騎手（9戦5勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月13日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、恵那山特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で大原浩司騎手（10戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた23戦目は、夏木立特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で大原浩司騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた24戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、爽涼特別（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーチャンを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って8勝目を獲得した。

9月9日、中3週で迎えた25戦目は、新涼特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大原浩司騎手（12戦5勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマサノビジョンに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月23日、中1週で迎えた26戦目は、日刊スポーツ極ウマくん賞（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（13戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた27戦目は、養老特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（14戦6勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた28戦目は、碇星特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（15戦6勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったナムラゴローに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月4日、中1週で迎えた29戦目は、神楽月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（16戦6勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた30戦目は、名木紅葉特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（17戦6勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマナラズベリーに1馬身の差をつけて10勝目を達成した。

12月15日、中3週で迎えた31戦目は、雪椿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大原浩司騎手（18戦7勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

12月31日、中1週で迎えた32戦目は、OKB今年もありがとう杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大原浩司騎手（19戦7勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

6歳（2023年）

10月9日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた33戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

10月23日、中1週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた34戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、紅葉特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

11月20日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた35戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた36戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた37戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、ハヤテ特別（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

7歳（2024年）

3月12日、中9週で迎えた38戦目は、アイリス賞（水沢ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた39戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート850m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したエイシンゲッコウに3/4馬身届かず2着となった。

4月7日、中1週で迎えた40戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた41戦目は、ふくしまサクラモリ賞（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた42戦目は、一般B1（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部大地騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。