マルケンボーイ（1986年生、母イリユウロマン）

マルケンボーイ（1986年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコトノアサブキ（当時11歳）と交配したイリユウロマンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長田ファーム。戦績は、中央平地9戦1勝2着4回、地方20戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

八木正雄厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（1988年）

10月28日、デビュー戦は佐藤喜良騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤喜良騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた3戦目は、田邊陽一騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

3歳（1989年）

1月23日、中4週で迎えた4戦目は、中地健夫騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1990年）

2月7日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、5歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中地健夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のキートザチエリーをハナ差制して初勝利を挙げた。

3月2日、中2週で迎えた6戦目は、5歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中地健夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のオランジユに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

3月20日、中2週で迎えた7戦目は、れんげ特別 1組（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中地健夫騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカネヒラスピーリアに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月17日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2五（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中地健夫騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシルバーフジに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月7日、中2週で迎えた9戦目は、砂子特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で中地健夫騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のラウンドリーに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月5日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた11戦目は、C1ハ（中京(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノタイカイに4馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

11月25日、中6週で迎えた12戦目は、松田幸春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた13戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5歳（1991年）

2月17日、中9週で迎えた14戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったナナヨーオリオンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月2日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したバンブーボレロを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月13日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るビワディクタスを次元の違う末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

5月11日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村本善之騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタカノパンジーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で村本善之騎手（6戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったヘラクレスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6歳（1992年）

3月2日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、橋本幸次郎騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート2000m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた22戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた23戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本幸次郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったナカトップスターから1馬身差の2着となった。

7歳（1993年）

3月22日、約11か月の休み明けで迎えた24戦目は、笠田敏勝騎手を鞍上に迎えて、八面山賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月12日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、八面山賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠田敏勝騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月23日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた26戦目は、奥下一月騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月5日、中5週で迎えた27戦目は、小林秀昭騎手を鞍上に迎えて、八面山賞（中津ダート1760m 晴/不良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のスリーエースコバンをアタマ差制して久しぶりに勝ち星を挙げた。

8歳（1994年）

3月6日、約8か月の休養明けで迎えた28戦目は、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林秀昭騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のツカサターボに4馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

3月21日、中1週で迎えた29戦目は、八面山賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林秀昭騎手（2戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。