トウカイマジカル（2009年生、母トウカイチャイム）

Tokai Magical

2009.03.29

トウカイマジカル（2009年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋魔法のような」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンカーン（当時9歳）と交配したトウカイチャイムが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は的場牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の一般B2五。

経歴

デビュー前

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月20日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

12月24日、中4週で迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

3歳（2012年）

8月25日、約8か月の休み明けで迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

12月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のワンダーアイに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2013年）

1月5日、中4週で迎えた6戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブライティアアクアに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のミツアキジュニアーに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月8日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のチヘイセンに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月22日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るミツアキジュニアーを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って怒涛の5連勝を決めた。

5月13日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で斎藤雄一騎手（6戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、一般C1三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で斎藤雄一騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のブライティアピースに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、YOSAKOIinみずさわレース（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で斎藤雄一騎手（8戦6勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた14戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般B2十（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2十（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月21日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2十一（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（9戦6勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったワタリプリンセスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2九（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（10戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた18戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、希望の泉レース（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた19戦目は、コズライトレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キタサンアイドルに交わされて3馬身差の2着となった。

12月23日、中1週で迎えた20戦目は、トパーズレース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（11戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5歳（2014年）

1月13日、中2週で迎えた21戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、大東大原水かけ祭りレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

3月23日、中9週で迎えた22戦目は、溢れる感動スタートレース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シルクターンベリーに交わされて5馬身差の2着となった。

4月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダンストゥナイトに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

4月21日、中1週で迎えた24戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた25戦目は、メイカップ（盛岡ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。