ドラゴンマンボ（1996年生、母ウインブルドンⅡ）

ドラゴンマンボ（1996年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のKingmambo（当時6歳）と交配したウインブルドンⅡが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地24戦4勝2着2回。2000年の巴賞(オープン)で2着に入った他、1999年の端午ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

1月10日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったファイナルフォースにねじ伏せられて7馬身差の2着に敗北した。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイブキゴールドマンをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月6日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のビッグバリーを半馬身振り切って2勝目をマークした。

3月21日、中1週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 雨/不良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた7戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若草ステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンのホンコン・ジョッキークラブ・トロフィー（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

10月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の藤森特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず最後はダンディラッシュと並んで8着同着となった。

11月20日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（9戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスナークレイアースに1馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

12月19日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（10戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

4歳（2000年）

2月5日、中6週で迎えた16戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた17戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のタイカラムーンをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月8日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪-ハンブルクカップ（阪神芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた19戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（福島芝2000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた20戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

6月11日、連闘で迎えた21戦目は、巴賞（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したエアギャングスターを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

7月9日、中3週で迎えた22戦目は、UHB杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月9日、中6週で迎えた24戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。