シュアゲイト（2017年生、母デフィニット）

シュアゲイト（2017年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「確かな脚取り。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時7歳）と交配したデフィニットが21歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業株式会社那須野牧場。2023年のサンタアニタトロフィー(ハンデS3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,800万円（9万×200口）で一口馬主が募集された。

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

7月12日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に敗れた。

8月29日、中6週で迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた3戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアヴグランに約11馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

10月25日、中1週で迎えた5戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカナタに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月19日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

4歳（2021年）

1月17日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

4月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のスペースクラフトに1馬身3/4の差をつけて3勝目を挙げた。

5月1日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月7日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの高田城特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月17日、中9週で迎えた12戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた13戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

5歳（2022年）

3月12日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた15戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの仲春特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

8月14日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの八女特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（4戦1勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

2022年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月10日、中3週で迎えた17戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒロブレイブに約16馬身の大差をつけて久々に美酒を浴びた。

10月1日、中2週で迎えた18戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシュバルツリッターに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月2日、中4週で迎えた19戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプレストエンジェルに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月16日、中1週で迎えた20戦目は、スレッジ・ハンマー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコブラに8馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月9日、中2週で迎えた21戦目は、ブル・ショット賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のファーガスに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6歳（2023年）

6月9日、約6か月の休み明けで迎えた22戦目は、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のハイチサングラスを3/4馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

6月26日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、オフト後楽園賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバラクに2馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

7月10日、中1週で迎えた24戦目は、昌平坂賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（5戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポッドアワーズに5馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

8月2日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/重）に51.5kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で達城龍次騎手（6戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のピュアオーシャンに4馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

7歳（2024年）

1月24日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、初富士賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で達城龍次騎手（7戦7勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた27戦目は、如月賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で達城龍次騎手（8戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

4月26日、中9週で迎えた28戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で達城龍次騎手（9戦7勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた29戦目は、アルデバラン賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で達城龍次騎手（10戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月24日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、ハンデ戦の橘月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で達城龍次騎手（11戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

7月10日、中6週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた31戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、京都畜産特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月29日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、大和なでしこ卵特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず3着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた33戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、初時雨特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のキーワードに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。