メロート（2008年生、母ジョーシナリー）

メロート（2008年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「オペラ『トリスタンとイゾルデ』の登場人物名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオンファイア（当時5歳）と交配したジョーシナリーが16歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地40戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、田中裕之から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、田中裕之から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小林茂行によって766.5万円で落札された。

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月24日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

11月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2011年）

1月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったノーザンリバーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

1月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

2月26日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で幸英明騎手（7戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のアースワンキセキをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月3日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で幸英明騎手（8戦1勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

8月20日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で幸英明騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた11戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の闘争本能で渋太く持ち堪えて先頭に立ち、最後は2着のリバーハイランドをクビ差振り切って2勝目を収める

10月9日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（10戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた14戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の平ヶ岳特別（新潟芝1200m 雨/重）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた15戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4歳（2012年）

1月5日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月2日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の若戸大橋特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったフミノポールスターに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月23日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のフレンチボウに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手にした。

10月6日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の近江特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

12月16日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

5歳（2013年）

1月27日、中4週で迎えた23戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（6戦2勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（7戦2勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

9月22日、約6か月半の休養明けで迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（8戦2勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（9戦2勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

6歳（2014年）

1月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、6着を確保した。

2月1日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

4月6日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

8月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（11戦1勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

7歳（2015年）

1月17日、約3か月半の休み明けで迎えた39戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた40戦目は、4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。