キタサンガイセン（2019年生、母キタサンジュエリー）

キタサンガイセン（2019年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+凱旋」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時18歳）と交配したキタサンジュエリーが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は広中稔。主な勝ち鞍は2022年のSAGAリベンジャーズ。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月4日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は508kg。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

3歳（2022年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

5月29日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

8月14日、中6週で迎えた7戦目は、C.ホー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

2022年8月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月21日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のラスターサンライズを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた9戦目は、宗政酒造「宗政」賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったテイエムウインに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中2週で迎えた10戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウィッシュムーンに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月12日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、勝ったテイエムウインに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた13戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、ひむかのくろうま賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

4歳（2023年）

1月15日、中3週で迎えた14戦目は、にじゅうまる杯（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るノーブルアイランドを次元の違う末脚で3/4馬身差し切ってファンの高評価に応えた。

1月29日、中1週で迎えた15戦目は、久光スプリングスハルちゃんカップ（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（6戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったキクノアーリーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月24日、約8か月の休養明けで迎えた16戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた17戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（8戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したルクスアモールにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月28日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（9戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したアニマルキリシマを差し切れず、2馬身差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた19戦目は、菊の香特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（10戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた20戦目は、表参道でも大人気!いちごさん杯（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石川慎将騎手（11戦3勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したムーンベストホースにアタマ差届かず2着に惜敗した。

12月9日、中1週で迎えた21戦目は、C2-6組（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石川慎将騎手（12戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2024年）

1月13日、中4週で迎えた22戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石川慎将騎手（13戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-5（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で石川慎将騎手（14戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のツーウィングをクビ差振り切って4勝目を手に入れた。

2月12日、中1週で迎えた24戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬杯貯まる使えるポイント還元賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアグルーメを自慢の末脚で半馬身差し切って5勝目をマークした。

3月8日、中3週で迎えた25戦目は、夢見月賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（15戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた26戦目は、一般C1-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（16戦4勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。