メイショウヨシツネ（1986年生、母メイシヨウグリーン）

メイショウヨシツネ（1986年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のメイショウキング（当時7歳）と交配したメイシヨウグリーンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地26戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は1991年の横津岳特別(500万下)。

経歴

デビュー前

高橋直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

2月26日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1600m 曇/不良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5月6日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝2000m 小雨/良）に出走。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

6月24日、中6週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスズウイングに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4歳（1990年）

9月16日、約14か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、出口敏幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の松川浦特別（福島芝2000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で出口敏幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

11月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたミヤノイエロー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月9日、中1週で迎えた13戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

12月16日、連闘で迎えた14戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリキサンミノブに6馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

5歳（1991年）

1月5日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下の高塔山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、フミノゼウスにハナ差交わされて2着に甘んじた。

2月3日、連闘で迎えた17戦目は、5歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったイナドタイガーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月17日、連闘で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田島信行騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、エーコークロスに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の北洋特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったケイエイホープに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の横津岳特別（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（7戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のシルビアワンに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月21日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下のSTV杯（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて最後はマックスロビンと並んで6着同着となった。

10月27日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は河内洋騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったヤマニンパステルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月9日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。