ヴィジャーヤ（2018年生、母デプロマトウショウ）

ヴィジャーヤ（2018年2月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「古代インドの叙事詩マハーバーラタに登場する英雄アルジュナの別名」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時10歳）と交配したデプロマトウショウが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方27戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2022年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にて総額4,180万円（2.09万×2000口）で一口馬主が募集された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

8月21日、デビュー戦は川又賢治騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

12月15日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4歳（2022年）

1月2日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクムリポ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るテクノサンダーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のツルマルキングオーを半馬身振り切って2勝目を手にした。

3月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のオースミレーヴに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの春日井特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

6月19日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

9月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、芦屋川特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（6戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

11月5日、中5週で迎えた12戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、山急百周年記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビービーレガロに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月27日、中2週で迎えた13戦目は、タマムラサキ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったヒカリオーソに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、アヴァントに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2023年）

4月22日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、一般C2 C3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた17戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた18戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウサキガケを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月8日、中1週で迎えた19戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた20戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコンパウンダーに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

8月27日、中3週で迎えた21戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、寺家キリコ祭り特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のフジヤマブシに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月3日、中4週で迎えた22戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた23戦目は、地方競馬教養センター騎手候補生募集中賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた24戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、恋路賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

12月23日、中5週で迎えた26戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、冬至特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

6歳（2024年）

1月28日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた27戦目は、加茂飛翔騎手を鞍上に迎えて、ふたご座特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた28戦目は、青海大樹騎手を鞍上に迎えて、おうし座特選（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた29戦目は、オリオン座特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青海大樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた30戦目は、こいぬ座特選（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で青海大樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったハコスカに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月31日、中2週で迎えた31戦目は、つくし賞（佐賀ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で青海大樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

2022年3月29日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。