キヌガサマーベラス（2002年生、母ナスケンエース）

キヌガサマーベラス（2002年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時10歳）と交配したナスケンエースが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、地方20戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の未勝利馬リバイバル（3）。

経歴

デビュー前

原定弘厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2004年）

7月29日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（5）（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は473kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベンテンリュウコーを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

8月30日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（2）（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ボナンザーオペラに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月13日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイホウキングを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（3）（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るショーターザトッシを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

10月13日、中1週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のもみじ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアフェクションを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月14日、中5週で迎えた7戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

3歳（2005年）

1月28日、中4週で迎えた9戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のグレースオブメリーをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

2月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサツマオゴジョを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

3月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るミツアキマジンガーを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って優勝

6月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた13戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマーガレット特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた15戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダリア特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた16戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた17戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた18戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた19戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安部竜司騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安部竜司騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。