ニホンピロリビエラ（2002年生、母ニホンピロリヴリア）

ニホンピロリビエラ（2002年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋地名。テンビー海岸がウェールズのリビエラと称されているため」。毛色は鹿毛。種牡馬のテンビー（当時12歳）と交配したニホンピロリヴリアが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡牧場。戦績は、中央平地31戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2008年の八坂ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

6月20日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず3着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたビッグタイガー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月16日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマキハタサーメットに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3歳（2005年）

3月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊かなスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、ウイングシチーに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

4月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のアップルパイに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

12月10日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4歳（2006年）

1月9日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

3月12日、中8週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したムーランルージュを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

3月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

6月17日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5歳（2007年）

4月8日、約8か月の休養明けで迎えた17戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のパノラマビューティを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

5月6日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（8戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

11月25日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の雲ヶ畑特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（4戦1勝）。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月2日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の2007ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

6歳（2008年）

3月29日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（5戦1勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月13日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（6戦1勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたブラックオリーブ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

4月26日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（7戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のテイエムアタックをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5月17日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（8戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったジーンハンターにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

10月26日、約5か月半の休養明けで迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（9戦2勝）。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の八坂ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイネルスターリーをクビ差振り切って4勝目をマークした。

11月15日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で川島信二騎手（11戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた29戦目は、G3の鳴尾記念（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で川島信二騎手（12戦3勝）。17頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの2008ファイナルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で川島信二騎手（13戦3勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

7歳（2009年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。