ピサノロッセル（1998年生、母サチノステップ）

ピサノロッセル（1998年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時13歳）と交配したサチノステップが11歳のときに産んだ17番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）笹地牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方17戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の一般B12。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笹地牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、市川義美によって1,890万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

6月9日、デビュー戦は青木芳之騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず18着に終わった。

9月30日、中9週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた5戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では脚を伸ばせず17着に終わった。

4歳（2002年）

3月5日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のマスアワジボーイに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月22日、中1週で迎えた7戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったノボリスイセイからクビ差の2着に惜敗した。

4月11日、中2週で迎えた8戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアイチサイレンスに半馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4月19日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹下太騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた10戦目は、あやめ特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で竹下太騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月10日、連闘で迎えた11戦目は、山吹特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で竹下太騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月14日、中4週で迎えた12戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般B15（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた13戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は竹下太騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップウイナーコンからクビ差の2着に甘んじた。

7月18日、中1週で迎えた14戦目は、安藤貴英騎手を鞍上に迎えて、一般B11（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤貴英騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた16戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般B12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドアイズワンに半馬身の差をつけて3勝目を手にした。

9月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた19戦目は、りんどう特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた20戦目は、上松瀬竜一騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた21戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上松瀬竜一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた22戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で上松瀬竜一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。