ハタノオヌール（2014年生、母ハタノガイア）

ハタノオヌール（2014年6月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋栄光（仏）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時18歳）と交配したハタノガイアが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）グッドラック・ファーム。戦績は、中央平地3戦1勝、地方16戦2勝2着1回。2016年のリリーカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2016年のフルールカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田武広厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

6月15日、デビュー戦は井上幹太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のキセキノオクリモノに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月19日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上幹太騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシェアハッピーをアタマ差振り切って2勝目を掴み取った。

10月13日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で井上幹太騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

3歳（2017年）

1月8日、中7週で迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダブルスプリットに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

3月12日、中8週で迎えた8戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

5月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた10戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ゲンマ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

7月14日、中4週で迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、日刊スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた12戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、カーネリアン賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい13着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた13戦目は、SPAT4のお得なポイント賞in大井（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた14戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、サマーメモリー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、イノデライトに交わされて3馬身差の2着となった。

9月12日、中1週で迎えた15戦目は、爽秋賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（2018年）

5月8日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた16戦目は、晩春賞（大井ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた17戦目は、新樹賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

9月27日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、年末も浦和×大井リレー賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた19戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、明治アカリノ博覧会賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

12月1日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、師走特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた21戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。