サンライズアイドル（2015年生、母トシキャンディ）

サンライズアイドル（2015年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アイドル」。毛色は鹿毛。種牡馬のモンテロッソ（当時8歳）と交配したトシキャンディが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河小林牧場。主な勝ち鞍は2020年のクロッカス賞(C1-9)。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

4月21日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は488kg。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

7月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた4戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のセンコウライメイに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったシエラミノルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のサンライズタキオンに3馬身の差をつけて2勝目を収める

10月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったシンゲキに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、ペンテコステに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2019年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハクユウボイジャーを次元の違う末脚で半馬身差し切って1番人気に応えた。

1月20日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のジュンマシュウに1馬身1/4の差をつけて4勝目をつかんだ。

2月10日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、節分特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のビワチャンに2馬身の差をつけて制した。

3月3日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、桜月賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のモンテガナールを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

3月26日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシンシアリティーに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月13日、中2週で迎えた14戦目は、清明賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で倉富隆一郎騎手（9戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

5月25日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉富隆一郎騎手（10戦6勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で倉富隆一郎騎手（11戦6勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

10月13日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた18戦目は、いわし雲賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（12戦6勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた19戦目は、サンクスカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（13戦6勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた20戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、ポインセチア賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

5歳（2020年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（14戦6勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

1月18日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、萌月賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（15戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したワラウウマザンマイにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月9日、中2週で迎えた23戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、クロッカス賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のシチテンハッキをクビ差振り切って8勝目を手中に収めた。

2月29日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（16戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C1-5（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（17戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、キナコに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（18戦6勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C1-3（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（19戦6勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C1-4（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（20戦6勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた29戦目は、さがけいば最終レースは19時台（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（21戦6勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上C1-3（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（22戦6勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で倉富隆一郎騎手（23戦6勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

2021年10月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。