ブレイクスピアー（2015年生、母コスモカラット）

ブレイクスピアー（2015年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「砕く、壊す、そして刺す」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時14歳）と交配したコスモカラットが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。2020年の小倉サマージャンプ(JG3)で2着に入った他、2020年の阪神ジャンプステークス(JG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中裕之から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、前田葉子によって1,080万円で落札された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月16日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3歳（2018年）

3月25日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

4月28日、中4週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

8月4日、中8週で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

8月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

9月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月20日、中6週で迎えた9戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2019年）

1月6日、中7週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月27日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月24日、中3週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で植野貴也騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で植野貴也騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のファスナハトに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月13日、中3週で迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に出走。5頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったクリュティエからクビ差の2着となった。

8月17日、中4週で迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトゥルーハートから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中4週で迎えた18戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月9日、中6週で迎えた19戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2020年）

3月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウタンヅツに約35馬身の大差をつけて2勝目を収める

8月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったスプリングボックスから1馬身半差の2着に敗北した。

9月19日、中2週で迎えた23戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。