スプリングボックス（2014年生、母セカンドノホシ）

スプリングボックス（2014年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ラグビーの南アフリカナショナルチームの愛称」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時13歳）と交配したセカンドノホシが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は出口牧場。2020年の小倉サマージャンプ(JG3)に勝利した他、2020年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

12月23日、デビュー戦はV.シュミノー騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/重）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

3歳（2017年）

2月26日、中8週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったワラッチャウヨネにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3月12日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

5月13日、中5週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヴァントシルムに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月17日、中4週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた7戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に敗れた。

8月26日、中5週で迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

10月24日、中4週で迎えた10戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた11戦目は、大久保純子じんちゃんお誕生日でっせ記念（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた12戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

4歳（2018年）

3月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、いつでもどこでも楽天競馬賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

4月1日、連闘で迎えた14戦目は、蛇の目神事特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るディターミネイトを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

5月6日、中4週で迎えた15戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の金沢スプリングカップ（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月20日、中1週で迎えた16戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、白山信仰の道探訪特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた17戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた18戦目は、楽天競馬はスマホでラクラク!特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた19戦目は、鶴来の夏祭り!2018（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた20戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、輪島大祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るカトリーヌスリジエを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を奪取した。

9月5日、中1週で迎えた21戦目は、楽天競馬でポイント貯まる!特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた22戦目は、千枚田結婚式・稲刈り賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた23戦目は、やましろ湯の曲輪浪漫特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた24戦目は、楽天競馬で楽しみま賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカトリーヌスリジエに1馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

5歳（2019年）

2月23日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

3月2日、連闘で迎えた26戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

4月28日、中7週で迎えた27戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

5月12日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

6月23日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したカーロバンビーナを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

7月7日、中1週で迎えた30戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

7月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、3歳以上1勝クラスの栗子特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

10月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた32戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月1日、中4週で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のリボンナイトに3馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

6歳（2020年）

1月11日、中5週で迎えた34戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のトゥルーハートに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

2月29日、中6週で迎えた35戦目は、春麗ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったハルキストンから5馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中6週で迎えた36戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月16日、中3週で迎えた37戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は森一馬騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月6日、中2週で迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝3100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた39戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月29日、中8週で迎えた40戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のブレイクスピアーに1馬身半の差をつけて初の重賞タイトルをつかんだ。