エーピートレンディ（1999年生、母シヨノフォルテシモ）

エーピートレンディ（1999年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のポリッシュパトリオット（当時11歳）と交配したシヨノフォルテシモが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は森永隆範。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回、地方15戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、森永隆範から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

7月14日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず13着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

8月19日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったエイシンコミューンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月22日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のコーヒーカーニバルをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月22日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

3歳（2002年）

1月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下の朱竹賞（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で村田一誠騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた10戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた12戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた13戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた14戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

4歳（2003年）

8月17日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

5歳（2004年）

2月8日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた19戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

5月3日、中6週で迎えた20戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、はなみずき特別（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったベーシックラブから1馬身半差の2着に敗北した。

5月21日、中2週で迎えた21戦目は、春リンドウ特別（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったベーシックラブから半馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中2週で迎えた22戦目は、ヤシオツツジ特別（宇都宮ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカンロクに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

6月26日、中1週で迎えた23戦目は、ラベンダー特別（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた24戦目は、スイレン特別（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったサマーニースから3馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中4週で迎えた25戦目は、ファンタスティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山口竜一騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

9月4日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた26戦目は、マガジンブリエ特別（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で山口竜一騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた27戦目は、セプテンバー特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口竜一騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた28戦目は、かえで特別（宇都宮ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山口竜一騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月4日、中6週で迎えた29戦目は、山田博美騎手を鞍上に迎えて、シンガポールスリング特別（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後はエドノマッケンオーと並んで6着同着となった。

12月30日、中3週で迎えた30戦目は、男体山特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田博美騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（2005年）

1月8日、連闘で迎えた31戦目は、初夢特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田博美騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた32戦目は、すばる特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田博美騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた33戦目は、立春特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田博美騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月12日、中4週で迎えた34戦目は、ハシモトキング特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田博美騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。