チームケミストリー（2019年生、母アデュラリア）

Team Chemistry

2019.03.24

チームケミストリー（2019年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「チームの和」。毛色は芦毛。種牡馬のサトノアラジン（当時8歳）と交配したアデュラリアが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はナカノファーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C16。

経歴

デビュー前

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月8日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は468kg。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

7月29日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた4戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の祝結婚あいちゃん記念（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったコパノランサーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の明日は笠松けいば金曜日ライブ（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、ヒルノデプラーツに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月6日、中1週で迎えた7戦目は、笠松けいば秋まつりまであと2日（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた8戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったツキニホエルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた9戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた10戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2023年）

6月8日、約7か月の休み明けで迎えた11戦目は、一般C16（笠松ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキチロクハニーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月4日、中3週で迎えた12戦目は、文月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、コノリーに交わされて6馬身差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた13戦目は、夜燈ちゆハッピーバースデー記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアグネスプリンセスに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

デビュー前

笹野博司厩舎（笠松）へ入厩。

12月11日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、冬麗特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のイノに2馬身半の差をつけて久々の実戦を物にした。

12月30日、中2週で迎えた15戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5歳（2024年）

1月12日、中1週で迎えた16戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、鏡開き賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた17戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、初春月賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく3着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた18戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（7戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったレオプルミエールに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月5日、中1週で迎えた19戦目は、祝37歳新井（ハートビート）（笠松ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（8戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ミカヅキに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中1週で迎えた20戦目は、かっちゃん杯（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（4戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメイプルリーフを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4月17日、中3週で迎えた21戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、笠松町商工会特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた22戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、シンデレラグレイ 部記念（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のアルマヘクトールに3馬身の差をつけて5勝目を収める

5月8日、連闘で迎えた23戦目は、のぼり鮎特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（9戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエムエスドンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中3週で迎えた24戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

9月12日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、夜長月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーチャンを上がり1位の末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

9月25日、中1週で迎えた26戦目は、ダリア特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したマルヨニキーヤを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、ペガスス座特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。