サウンドカナロア（2016年生、母ミッドナイトダンス）

サウンドカナロア（2016年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したミッドナイトダンスが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は飛渡牧場。主な勝ち鞍は2021年の豊中特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

1月20日、デビュー戦は小崎綾也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

3月3日、中5週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

4月24日、中6週で迎えた3戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつつじ賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピエナガウディに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月11日、中1週で迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

10月5日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの飛翔特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。18着に終わった。

10月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの稲光特別（新潟芝1000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

4歳（2020年）

1月18日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

3月10日、中6週で迎えた9戦目は、はりまや盃（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は川又賢治騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したサウンドストリートを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月28日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

4月12日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、メディクスに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

5月2日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川又賢治騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハナブショウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

10月18日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川又賢治騎手（5戦2勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鶴見特別（阪神芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月28日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

5歳（2021年）

1月16日、中6週で迎えた16戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて17着に敗れた。

3月21日、中8週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの豊中特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のサンキューユウガに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月4日、中1週で迎えた18戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、ビオグラフィーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月3日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスのテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた20戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの安達太良ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

11月7日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの道頓堀ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた22戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、G1のマイルチャンピオンシップ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

6歳（2022年）

3月19日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、4歳以上3勝クラスの淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

4月30日、中5週で迎えた24戦目は、4歳以上3勝クラスの芦屋川ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上3勝クラスの駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月9日、中8週で迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスのマレーシアカップ（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

9月24日、中8週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（7戦1勝）。17頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

11月6日、中5週で迎えた29戦目は、3歳以上3勝クラスのフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は川又賢治騎手（6戦2勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7歳（2023年）

2月26日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの戎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

5月7日、中8週で迎えた32戦目は、4歳以上3勝クラスの駿風ステークス（新潟芝1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（9戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

2023年7月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。