ハントウイッシュ（1987年生、母Bold Brat）
Hunt Wish J.
1987.04.30
ハントウイッシュ（1987年4月30日）は、カナダで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のVice Regent（当時20歳）と交配したBold Bratが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地23戦3勝。1990年のクリスタルカップ(G3)で3着に入った他、1990年の菖蒲ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のBold Bratは海外重賞2勝（米国ダ[2勝]）。祖母のBeat Itは海外4戦1勝。曾祖母のBeactiveは海外7戦4勝。父のVice Regentは海外5戦2勝。
近親馬
※活躍馬のみ。産駒
7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Fairway＝Pharos | 5*5×5*6 | 10.93% |
| きM | Bull Dog＝Sir Gallahad | 5*6 | 4.68% |
| 牡 | Nearco | 4×5 | 9.37% |
| 牡 | Polynesian | 5×4 | 9.37% |
| 牡 | Discovery | 6×5 | 4.68% |
| 牡 | Phalaris | 6*6×6*7*7*7 | 7.03% |
| 牡 | Blenheim | 6×6 | 3.12% |
| 牡 | Polymelus | 7*7×7*7 | 3.12% |
| 牡 | Chaucer | 7*7*7×7 | 3.12% |
| 牡 | Spearmint | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Tracery | 7*7×7 | 2.34% |
| 牡S | Gainsborough | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Pompey | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | The Tetrarch | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | Fair Play | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | Prince Palatine | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | North Star | 7*7 | 1.56% |
| 牝 | Selene | 6×7 | 2.34% |
| 牝 | Mumtaz Mahal | 7×6 | 2.34% |
| 牝 | Malva | 7×6*7 | 3.12% |
| 牝S | Serenissima | 6*7 | 2.34% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ヴァイスリージェント系
- ファミリーナンバー
- 1-o
レース成績
経歴
デビュー前
田村駿仁厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（1989年）
11月5日、デビュー戦は津曲幸夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブレイブアーミーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
11月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲幸夫騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。
3歳（1990年）
1月20日、中8週で迎えた3戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユキノサンライズに7馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。
2月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。
3月24日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。
4月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
5月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋行騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のユーワサンダーに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。
6月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋行騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。
9月29日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋行騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。
11月3日、中4週で迎えた10戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で郷原洋行騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。
11月24日、中2週で迎えた11戦目は、キャピタルステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋行騎手（8戦2勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。
12月22日、中3週で迎えた12戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。
4歳（1991年）
1月6日、中1週で迎えた13戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（9戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。
2月23日、中6週で迎えた14戦目は、アメジストステークス（中山芝1600m 外回り 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（10戦2勝）。11頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。
3月23日、中3週で迎えた15戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのマーチステークス（中山芝1600m 外回り 曇/不良）に49kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。
4月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの陽春ステークス（京都芝1600m 外回り 晴/稍重）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。
5月11日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。
6月1日、中2週で迎えた18戦目は、パラダイスステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（11戦2勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。
7月27日、中7週で迎えた19戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
8月31日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。
10月19日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は津曲幸夫騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。
11月17日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（12戦2勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。
11月30日、中1週で迎えた23戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。