シンセツ（2007年生、母アサンブラージュ）

シンセツ（2007年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「新雪」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時17歳）と交配したアサンブラージュが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）昭和牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方11戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の一般C11。

経歴

デビュー前

1歳のとき、昭和牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月21日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

3歳（2010年）

4月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

9月5日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた7戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた8戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るイッスンボウシを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

11月30日、中3週で迎えた9戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた10戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は倉地学騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアンジェラスクインに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

4歳（2011年）

1月4日、中3週で迎えた11戦目は、千両特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

1月12日、連闘で迎えた12戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた13戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るチャンスメーカーを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を手中に収めた。

2月25日、中3週で迎えた14戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3月23日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた16戦目は、三鬼侑真北里大学医学部合格記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したシンゼンスマイルにアタマ差届かず2着となった。

3月30日、連闘で迎えた17戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジェットプラーザを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って制した。