ラヴァーズポイント（2010年生、母ハートフルシフォン）

ラヴァーズポイント（2010年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「恋人岬（グアム）より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時15歳）と交配したハートフルシフォンが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）昭和牧場。戦績は、中央平地42戦4勝2着4回。2016年のセントウルステークス(G2)で3着に入った他、2016年のCBC賞(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、昭和牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、三宅勝俊によって136.5万円で落札された。

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月18日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のミキノティータイムに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦1勝）。17頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

10月13日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3歳（2013年）

1月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下のなずな賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（3戦1勝）。17頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

1月26日、連闘で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3月3日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

7月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた7戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るピエナアプローズを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。

9月15日、中3週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4歳（2014年）

7月19日、約7か月半の休養明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下のタイランドカップ（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（5戦1勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったマイネノンノにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

8月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったシンジュボシにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（7戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月6日、中1週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下の八幡特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（4戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のベッラヴォーチェに1馬身1/4の差をつけて3勝目を挙げた。

10月4日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（5戦2勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、最後はメイショウブイダンと並んで3着同着となった。

10月26日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（6戦2勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

11月29日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（7戦2勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5歳（2015年）

1月11日、中5週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（8戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（9戦2勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

2月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアンブリカルを半馬身差し切って4勝目を手に入れた。

7月4日、中1週で迎えた24戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月29日、中4週で迎えた26戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の稲妻ステークス（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月25日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月12日、中6週で迎えた28戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったマイネルアウラートにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

6歳（2016年）

5月28日、約5か月半の休み明けで迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月18日、中2週で迎えた30戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の水無月ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた31戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたレッドファルクス決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月21日、中6週で迎えた32戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた33戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、最後はアンナミルトと並んで4着同着となった。

11月13日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（10戦2勝）。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

7歳（2017年）

5月7日、約6か月の休み明けで迎えた36戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、鞍馬ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

7月2日、中7週で迎えた37戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は川須栄彦騎手（5戦1勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

8月20日、中6週で迎えた38戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（6戦1勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた39戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

10月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（8戦1勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、最後はイッテツと並んで3着同着となった。

10月28日、中2週で迎えた41戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で川須栄彦騎手（9戦1勝）。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

12月3日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた42戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。