アレジャポン（2014年生、母ジャジャマーチャン）

アレジャポン（2014年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「行け日本（仏）。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時7歳）と交配したジャジャマーチャンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2018年の一般C1。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

1月8日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月13日、約7か月の休養明けで迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

9月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したヒシデルマーを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月17日、中1週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月16日、中8週で迎えた6戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、彩光賞（大井ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

4歳（2018年）

1月24日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1十 C2一（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に敗れた。

5月1日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

6月8日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、風待月賞（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

8月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、ビールを飲もう♪ハートビールナイター（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスエツムハナを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

10月4日、中4週で迎えた11戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のセイントハンターに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

5歳（2019年）

3月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、一般C1七八（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西村栄喜騎手（2戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月19日、中5週で迎えた13戦目は、夜桜賞（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西村栄喜騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた14戦目は、楽天競馬賞（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で西村栄喜騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月18日、中5週で迎えた15戦目は、船橋酒場青空6周年記念（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で西村栄喜騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた16戦目は、老上海点心賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で西村栄喜騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた17戦目は、フォトうまコンテスト開催中賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた18戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、乗馬で新しい自分に出逢おうクレイン千葉杯（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた19戦目は、チバ肉フェスinフナバシ開催中!賞（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた20戦目は、十周年記念! 球で紡ぐ光の祭典（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月17日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、幻覚宇宙人メトロン星人杯（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6歳（2020年）

3月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた22戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカズマデプレシャンに3馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

4月3日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた24戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したメイショウコスイにアタマ差届かず2着に甘んじた。

6月18日、中5週で迎えた25戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（7戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るビューティジョイを強烈な末脚で半馬身差し切って断トツ人気に応えた。

2020年10月12日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。