ルード（2010年生、母コスモタンツェリン）

ルード（2010年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時18歳）と交配したコスモタンツェリンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアサヒ牧場。戦績は、地方23戦5勝2着2回。2012年の兼六園ジュニアカップ(地方重賞)で2着に入った他、2012年のゴールドウィング賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アサヒ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

6月28日、デビュー戦は桜井拓章騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた2戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエールオブロビンに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の円葵ちゃん誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月13日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のエーシンショーフクに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

9月18日、連闘で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（3戦2勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったホウライジェントルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月25日、連闘で迎えた6戦目は、2歳戦のカンタン複利馬券法発売記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハイアンドノーブルをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月17日、中2週で迎えた7戦目は、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（5戦3勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた8戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大原浩司騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエーシンリョーテイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

11月1日、連闘で迎えた9戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大原浩司騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた10戦目は、2歳（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で大原浩司騎手（8戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイビスティを豪脚でハナ差だけ差し切って5勝目を獲得した。

11月20日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセス特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大原浩司騎手（9戦5勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた13戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は大原浩司騎手（10戦5勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（11戦5勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

3歳（2013年）

1月14日、中1週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（12戦5勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

1月24日、中0週で迎えた16戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は大原浩司騎手（13戦5勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

2月25日、中0週で迎えた18戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（14戦5勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったサバンナに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

3月7日、中0週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（15戦5勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた20戦目は、大垣共立銀行創立記念杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（16戦5勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月21日、中0週で迎えた21戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた22戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（17戦5勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

4月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（18戦5勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。