ジーソウルブラザー（2018年生、母ジーベロニカ）

ジーソウルブラザー（2018年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名のイニシャル+魂の兄弟。父の三代目世代であることより連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグランプリボス（当時10歳）と交配したジーベロニカが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアサヒ牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

12月20日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

3歳（2021年）

1月9日、中2週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた3戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

5月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた4戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のヴァハグンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

6月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の小千鳥特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したティーケーメイトを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のジュライフラワー賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の秦野市の歴史的地質遺産震生湖特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

4歳（2022年）

1月2日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、凧揚げ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

6月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、田中涼騎手を鞍上に迎えて、ヴェルザンディ賞（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

7月4日、中2週で迎えた11戦目は、アンドロメダ賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中涼騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、メリッサ賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた13戦目は、檜扇賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラストラフを半馬身振り切って2勝目をゲットした。

9月13日、中2週で迎えた14戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、玉簾賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた16戦目は、柊賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

5歳（2023年）

5月16日、約6か月半の休み明けで迎えた17戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。

6月15日、中3週で迎えた18戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、泰山木賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた19戦目は、擬宝珠賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアトラクトボイスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月28日、中2週で迎えた20戦目は、朝顔賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアトラクトボイスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた21戦目は、ナイル賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた22戦目は、中島良美騎手を鞍上に迎えて、かわさきジャズでSwing!記念（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、かなり遅いペースで一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシントートラノスケに6馬身の差をつけて優勝

10月13日、中3週で迎えた23戦目は、やまなし甲州賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島良美騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた24戦目は、タレイア賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島良美騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

6歳（2024年）

5月7日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露したが、3着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた26戦目は、ソルスティツィオ賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた28戦目は、麦藁菊賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

8月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、ナイル賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

9月6日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた30戦目は、ペルセポネ賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のルージュメイベルを3/4馬身振り切って制した。

10月7日、中3週で迎えた31戦目は、団子菊賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。