インテリアトリム（2002年生、母チョコレートケーキ）

インテリアトリム（2002年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「部屋飾り」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時9歳）と交配したチョコレートケーキが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方12戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、下河辺牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2005年）

9月27日、デビュー戦は小野望騎手を鞍上に据えて、一般D4-5（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のシルバーバニヤンに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月5日、連闘で迎えた2戦目は、一般D4-3（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野望騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったタツカグラから1馬身差の2着に敗北した。

12月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から25kg減らして迎えた3戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマンダリンフリードに7馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2006年）

2月4日、中5週で馬体重を前走からさらに13kg減らして迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた5戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4月9日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

5歳（2007年）

1月10日、約8か月半の休み明けで迎えた8戦目は、武庫川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

6月17日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

11月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から19kg絞って迎えた10戦目は、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた11戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

6歳（2008年）

1月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトラストリベンジに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月2日、中2週で迎えた13戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマニッシュノーヴァに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月16日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロディーヒットに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月9日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウエスタンビオラに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月1日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のローザムンディに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月30日、中3週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた17戦目は、ウインター（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ザスターキングに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月13日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、BAOO宇部協賛（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。