ナムラダイキチ（2008年生、母ナムラビャクレン）

ナムラダイキチ（2008年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大吉」。毛色は鹿毛。種牡馬のスパイキュール（当時8歳）と交配したナムラビャクレンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地8戦2勝、地方34戦26勝2着6回。2012年の白山大賞典(Jpn3)で2着に入った他、2013年のオグリキャップ記念(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月5日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のキングオブフェイスに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2011年）

1月10日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着を確保した。

1月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下のくすのき賞（小倉ダート1700m 雪/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスカイスクレイパーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で小林徹弥騎手（5戦2勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林徹弥騎手（6戦2勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい17着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンのいぶき賞（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小林徹弥騎手（7戦2勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

6月19日、中6週で迎えた9戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、門別町特産軟白長ネギ賞（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルトラヴェルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた10戦目は、能登あばれ祭り特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のゴールデンライフに1馬身の差をつけて制した。

7月17日、中1週で迎えた11戦目は、白山国際太鼓特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったジャングルスマイルに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアムロを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を獲得した。

8月30日、中2週で迎えた13戦目は、十万石まつり特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒカルハナミチに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月18日、中2週で迎えた14戦目は、地方重賞のオータムスプリントカップ（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦3勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャングルスマイルに8馬身の差をつけて6勝目を収める

10月2日、中1週で迎えた15戦目は、いしかわ動物園ふれあいまつり特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（6戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマーベラスキングに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月25日、中2週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（7戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサーストンヴィンスに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月13日、中2週で迎えた17戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（8戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジャングルスマイルをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

11月27日、中1週で迎えた18戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、のとじま水族館クリスマス特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒカルルーキーに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月11日、中1週で迎えた19戦目は、地方重賞の中日杯（金沢ダート2300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るジャングルスマイルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4歳（2012年）

3月18日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、刀剣と槍特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（9戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のヒカルマンテンボシを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。

4月10日、中2週で迎えた21戦目は、地方重賞のスプリングカップ（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のジャングルスマイルに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月8日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、お旅まつり特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモシェアトに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月3日、中3週で迎えた23戦目は、兼六園ほたるの舞特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒカルマンテンボシに8馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

6月17日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（5戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジャングルスマイルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月24日、中4週で迎えた25戦目は、名舟大祭特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（6戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマーベラスキングを次元の違う末脚で半馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

8月21日、中3週で迎えた26戦目は、にわか祭特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（7戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマーベラスキングに約14馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

9月4日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞のイヌワシ賞（金沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルヨフェニックスに8馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

9月16日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞のオータムスプリントカップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（9戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケージーアメリカンに約13馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月2日、中1週で迎えた29戦目は、Jpn3の白山大賞典（金沢ダート2100m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で畑中信司騎手（10戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったニホンピロアワーズに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中5週で迎えた30戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で畑中信司騎手（11戦9勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタートルベイに約16馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月9日、中3週で迎えた31戦目は、地方重賞の中日杯（金沢ダート2300m 雪/不良）に出走。鞍上は11戦連続で畑中信司騎手（12戦10勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアポロヴァンドームに約13馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

12月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、Jpn2の名古屋グランプリ（名古屋ダート2500m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で畑中信司騎手（13戦11勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5歳（2013年）

4月23日、約4か月の休養明けで迎えた33戦目は、地方重賞のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で畑中信司騎手（14戦11勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャングルスマイルに9馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月5日、中1週で迎えた34戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で畑中信司騎手（15戦12勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のタートルベイに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月16日、中5週で迎えた35戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で畑中信司騎手（16戦13勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャングルスマイルに約13馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

6歳（2014年）

5月18日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた36戦目は、山中温泉菖蒲湯まつり特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で畑中信司騎手（17戦14勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイカアレグロに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月15日、中3週で迎えた37戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で畑中信司騎手（18戦15勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイカアレグロに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7歳（2015年）

5月19日、約11か月半の休み明けで迎えた38戦目は、千里浜砂像特別（金沢ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は18戦連続で畑中信司騎手（19戦16勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るセイカアレグロを猛烈な末脚でアタマ差だけ差し切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

6月14日、中3週で迎えた39戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で畑中信司騎手（20戦17勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジャングルスマイルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8歳（2016年）

4月26日、約10か月半の休養明けで迎えた40戦目は、大町祭り特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で畑中信司騎手（21戦17勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンカンイチコに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月15日、中2週で迎えた41戦目は、熊本地震被災者支援特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で畑中信司騎手（22戦18勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモマイギフトに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月12日、中3週で迎えた42戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で畑中信司騎手（23戦19勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。