アイヤナ（2020年生、母レッドマシェリ）

アイヤナ（2020年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「『永遠に開花する』という意味の女性名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルインパクト（当時12歳）と交配したレッドマシェリが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は戸川牧場。2024年の佐賀ヴィーナスカップ(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、戸川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ライフフィールズによって231万円で落札された。2歳のとき、セイクリットファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、水野淳によって572万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月1日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

11月19日、中6週で迎えた2戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

3歳（2023年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

2月25日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月26日、中8週で迎えた5戦目は、3歳戦の春和特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で鷲頭虎太騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクアイジュピターに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月21日、中3週で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

7月2日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では伸びを欠き18着に終わった。

8月20日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた10戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、姫路さぎ草特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエイシングラスに4馬身の差をつけて制した。

10月25日、中1週で迎えた11戦目は、奈良県酪農特別（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で永井孝典騎手（2戦1勝）。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったピースファインに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月7日、中2週で迎えた13戦目は、揖保川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永井孝典騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

4歳（2024年）

1月11日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のコウノトリ賞（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で永井孝典騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

1月31日、中2週で迎えた15戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2 B1（姫路ダート1800m 雨/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のレジーナディンヴェルノ賞（高知ダート1900m 曇/不良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は永井孝典騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦の兵庫馬事畜産特別（姫路ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（6戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

4月21日、中5週で迎えた18戦目は、牝馬限定オープンの佐賀ヴィーナスカップ（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永井孝典騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月1日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、丹波篠山デカンショ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永井孝典騎手（8戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた20戦目は、DASH観音寺特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で永井孝典騎手（9戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

9月4日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で永井孝典騎手（10戦1勝）。7頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で永井孝典騎手（11戦1勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシュネルクィーンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で永井孝典騎手（12戦1勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったダイジョバナイに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月18日、中1週で迎えた24戦目は、木尾モデル☆来場記念（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で永井孝典騎手（13戦1勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビナホイアンに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月30日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦の兵庫クイーンカップ（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で永井孝典騎手（14戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。