レーシングマジック（1997年生、母ストロングレディー）

レーシングマジック（1997年6月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンシャインフォーエヴァー（当時12歳）と交配したストロングレディーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方24戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

6月24日、デビュー戦は宗像徹騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は520kg。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で宗像徹騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた5戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

11月7日、中6週で迎えた7戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、4歳C1（上山ダート1250m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳C2（上山ダート1250m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた9戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず3着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた10戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナリタセイカンを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2001年）

1月13日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で東真市騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカノヤツヨシを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月3日、中2週で迎えた12戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグレートサンデーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた14戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミヤビヤマカゼに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月17日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモナナに8馬身の差をつけて2勝目を手にした。

4月8日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエブロスゴールドに6馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

5月6日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナカトップタイトルに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月27日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦4勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサラノユメに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月4日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズファイティングを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

6月16日、中1週で迎えた20戦目は、三井邦夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコジローに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

7月7日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（6戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のギオンミスアトラスに1馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

8月23日、中6週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた22戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず3着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2四（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったストロベリームーンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

12月19日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2四ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

5歳（2002年）

9月20日、約9か月の休養明けで迎えた26戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C3三イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月5日、中4週で迎えた28戦目は、一般C3三イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた29戦目は、一般C3二（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

6歳（2003年）

1月21日、中6週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた30戦目は、田部和広騎手を鞍上に迎えて、一般C3五ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。