アグネスハイヤー（2006年生、母アグネスヒロイン）

アグネスハイヤー（2006年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋中空を飛躍する」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時8歳）と交配したアグネスヒロインが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回、中央障害17戦1勝2着2回。2012年の京都ジャンプステークス(JG3)で3着に入った他、2012年の三木ホースランドパークジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

9月5日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトラストブルーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

10月17日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4歳（2010年）

1月30日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

2月7日、連闘で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

4月4日、中7週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

6月13日、中9週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

6月26日、中1週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2400m 外回り雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

9月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

5歳（2011年）

1月23日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

4月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを5馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に終わった。

6月4日、中7週で迎えた13戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月2日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったマーベラスカイザーから9馬身差の2着となった。

10月22日、中2週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月24日、中6週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2012年）

1月15日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月28日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、逃げるメイショウイッシンを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月25日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の花見山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月28日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入った。

5月19日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のテンゲントッパに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

7月14日、中7週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の御嶽特別（中京ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で鮫島良太騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月21日、連闘で迎えた26戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

9月8日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鳥取特別（阪神ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島良太騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

10月1日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルカファントムから3/4馬身差の2着となった。

10月20日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のクレバーキングに6馬身の差をつけて勝利をモノにする

11月10日、中2週で迎えた30戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月8日、中3週で迎えた31戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（2013年）

1月19日、中5週で迎えた32戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた33戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

2月16日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた35戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた36戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（10戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

8歳（2014年）

10月25日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた37戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9歳（2015年）

5月16日、約7か月の休養明けで迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた39戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。