デルマテンジン（2009年生、母リーサムフリーク）

デルマテンジン（2009年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天神」。毛色は鹿毛。種牡馬のアサクサデンエン（当時10歳）と交配したリーサムフリークが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方28戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

4月15日、デビュー戦は竹之下智昭騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

7月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

8月5日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた4戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエーシングッドマンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月10日、中1週で迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったベンレイダーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したトーセンコールミーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた9戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた10戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた11戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったトーセンスプレンダに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた12戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

4歳（2013年）

1月11日、中1週で迎えた13戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた15戦目は、安藤勝己引退記念（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリトルリスキーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた16戦目は、梅花賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したシルクレガリアにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月15日、中1週で迎えた17戦目は、ファンの皆様ありがとう!愛馬会4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月25日、中0週で迎えた18戦目は、牧野裕美33歳誕生記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（8戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したスズカバビロンにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月11日、中1週で迎えた19戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた20戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（10戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキチロクアユを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月1日、連闘で迎えた21戦目は、祝名古屋競馬馬主会設立記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（11戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハローザロックをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

5月16日、中1週で迎えた22戦目は、夏木立特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（12戦3勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（13戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた24戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（14戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のスズカバビロンをクビ差振り切って優勝

7月11日、中1週で迎えた25戦目は、付知峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（15戦4勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

7月19日、連闘で迎えた26戦目は、はまゆう特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（16戦4勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

7月25日、連闘で迎えた27戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で向山牧騎手（17戦4勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた28戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したトーセンタイムリーにクビ差届かず2着となった。

8月23日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（18戦4勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月26日、連闘で迎えた30戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（19戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた31戦目は、マックル賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。