ウルトラサウンド（2010年生、母ルビーマイディア）

Ultrasound

2010.01.31

ウルトラサウンド（2010年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「超音波」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時21歳）と交配したルビーマイディアが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、中央障害6戦0勝2着1回、地方11戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の東西対抗ジョッキー名人戦（第2戦）(一般C)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、馬場幸夫によって1,575万円で落札された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月24日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は510kg。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず14着に敗れた。

3歳（2013年）

3月23日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

7月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったショウリュウバイオにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

9月30日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアマチン杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

10月15日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のホイホイに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた9戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、田中雅生さん還暦記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた10戦目は、あいちの新米コシヒカリカップ（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた11戦目は、茨木ゼミ15周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた12戦目は、真由子22歳バースデー記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

4歳（2014年）

1月16日、中2週で迎えた13戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るサマーキララを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

1月31日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったノブタカキングに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月7日、連闘で迎えた15戦目は、ホウレン草賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサエッターレを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月26日、中6週で迎えた16戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、東西対抗ジョッキー名人戦（第2戦）（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイセノファルコンに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

4月3日、連闘で迎えた17戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラエスケープに5馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

7月26日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の種市特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

10月5日、中9週で迎えた19戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた20戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

12月21日、中7週で迎えた21戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の大須特別（中京ダート1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5歳（2015年）

3月28日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月17日、中6週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月13日、中3週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアラビアンドラゴンから8馬身差の2着に敗北した。

7月11日、中3週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月6日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2016年）

4月24日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。6着に敗れた。