オリオンザテンザン（1997年生、母ジユミーキヤツプ）

オリオンザテンザン（1997年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のトライバルセンプー（当時20歳）と交配したジユミーキヤツプが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、地方22戦12勝2着7回。2000年のサマーカップ(アラ系4歳)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、白井吉美から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、日浦桂子によって316.05万円で落札された。

津野正浬厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1999年）

7月3日、デビュー戦は下條知之騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は493kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナイストライバルに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月1日、中3週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセンターダイドウに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月12日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセンターダイドウを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2000年）

3月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた4戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のノアールハットに8馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

4月23日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤマノキングを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアロマを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

6月11日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤマオーカンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のインデンスクイーンに約14馬身の大差をつけて優勝

7月3日、連闘で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスーパージョージに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

7月14日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1700m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイズミバランシアに5馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

7月28日、中1週で迎えた11戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキタノバーニを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳オープンのサマーカップ（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月1日、中6週で迎えた13戦目は、3歳戦の浮立特設（佐賀ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で鮫島克也騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月29日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、3歳オープンの九州アラブダービー（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で鮫島克也騎手（10戦4勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

11月17日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた15戦目は、玄海賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で鮫島克也騎手（11戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイージーウィンに約13馬身の大差をつけて7勝目を手中に収めた。

12月2日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、アラ系4歳以上A3 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で鮫島克也騎手（12戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のササノリンボーに約12馬身の大差をつけて8勝目を獲得した。

12月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、アラ系4歳以上A3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で鮫島克也騎手（13戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のササノリンボーに1馬身半の差をつけて制した。

4歳（2001年）

1月14日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、アラ系3歳以上A3（佐賀ダート1400m 小雪/重）に出走。鞍上は15戦連続で鮫島克也騎手（14戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシュメイヒーローを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中2週で迎えた19戦目は、アラ系3歳以上A2 A3（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で鮫島克也騎手（15戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシュメイヒーローに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月18日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系3歳以上A2 A3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で鮫島克也騎手（16戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシュメイヒーローをアタマ差振り切って優勝

3月3日、中1週で迎えた21戦目は、不知火賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で鮫島克也騎手（17戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミスターナタリーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月17日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系3歳以上A2 A3（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は19戦連続で鮫島克也騎手（18戦9勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホマレタイショウに1馬身の差をつけて制した。