エーピーレジェンド（2003年生、母センブランス）

エーピーレジェンド（2003年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋伝説」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時9歳）と交配したセンブランスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山際辰夫。戦績は、中央平地25戦1勝、中央障害1戦0勝、地方3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、山際辰夫から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、デルマークラブによって1,050万円で落札された。

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

8月14日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月15日、中8週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた3戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続でD.ボニヤ騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のインザリピートに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月24日、中4週で迎えた5戦目は、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

3歳（2006年）

1月22日、中3週で迎えた6戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4歳（2007年）

7月29日、約18か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

9月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

10月28日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず17着に終わった。

5歳（2008年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丹内祐次騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた15戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、フレンドリービット特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったノムラサッカーオーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月3日、中3週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のライジングウェーブをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

3月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

8月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた18戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り18着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた19戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

10月5日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（7戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性のガッツでゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

10月26日、中2週で迎えた21戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6歳（2009年）

9月19日、約11か月の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

10月31日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月12日、中5週で迎えた24戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい16着に終わった。

7歳（2010年）

2月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

4月4日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6月3日、中8週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた27戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、’10メトロポリタンジューンカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

7月3日、中3週で馬体重を前走から25kg絞って迎えた28戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（8戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。