サクセスオオザ（1984年生、母ハリマゴゼン）

サクセスオオザ（1984年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のカネミノブ（当時10歳）と交配したハリマゴゼンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北斗牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、地方17戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年のしもつけ菊花賞。

経歴

デビュー前

中村憲一郎厩舎（宇都宮）へ入厩。

2歳（1986年）

6月29日、デビュー戦は芳賀留義騎手を鞍上に据えて、3歳（宇都宮ダート800m 雨/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のコガネホマレをクビ差制して初白星を挙げた。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（宇都宮ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で芳賀留義騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月29日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芳賀留義騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月4日、連闘で迎えた4戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で芳賀留義騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた5戦目は、吉田一騎手を鞍上に迎えて、3歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のウインドアステリーに9馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（1987年）

1月10日、中3週で迎えた7戦目は、一般（宇都宮ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は芳賀留義騎手（4戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のセキリウオーをクビ差制して3勝目を獲得した。

2月19日、中5週で迎えた8戦目は、3歳戦の紅梅特別（宇都宮ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は吉田一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の北関東弥生賞（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は芳賀留義騎手（5戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のフイバーダイアナに3/4馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

5月3日、中5週で迎えた10戦目は、3歳戦の北関東さつき賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芳賀留義騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた11戦目は、一般B1 B2（宇都宮ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で芳賀留義騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月2日、中5週で迎えた12戦目は、3歳戦の北関東ダービー（宇都宮ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で芳賀留義騎手（8戦3勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月9日、中9週で迎えた13戦目は、一般B1（宇都宮ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉田一騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のグランドラツシユに2馬身半の差をつけて5勝目をつかんだ。

9月30日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の北関東オークス（宇都宮ダート1900m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田一騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったシヤインローラから2馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中4週で迎えた15戦目は、3歳戦のしもつけ菊花賞（宇都宮ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田一騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノマドンナに2馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

12月6日、中3週で迎えた16戦目は、3歳戦の両毛四才特別（高崎ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田一騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったカツノコバンから2馬身差の2着となった。

12月30日、中2週で迎えた17戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、とちぎ大賞典（宇都宮ダート2600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4歳（1988年）

4月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた18戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた19戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、G1の安田記念（東京芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

7月10日、中7週で迎えた20戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた21戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の青函博記念（函館芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の漁火特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月4日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北海ハンデキャップ（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の恵山特別（函館芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上900万下のSTV杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月6日、中5週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の立冬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず最後はサクラキョーウンと並んで6着同着となった。

11月26日、中2週で迎えた27戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’88インターナショナルジョッキーズ1（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月17日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（1989年）

1月5日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（7戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた30戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた31戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉芝2000m 晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。