オサイチスワロー（1984年生、母ハロウシヤトウ）

オサイチスワロー（1984年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時9歳）と交配したハロウシヤトウが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地17戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の洲本特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

土門一美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

6月28日、デビュー戦は丸山勝秀騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイテンジョージに7馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月11日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、4歳400万下のすいれん賞（中京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に敗れた。

4歳（1988年）

4月17日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハクサンラッキーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月18日、約8か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

5歳（1989年）

1月13日、中3週で迎えた5戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸山勝秀騎手（4戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアグネスハヤテを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

2月5日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸山勝秀騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロングセフティに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

2月26日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で丸山勝秀騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジロワースを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利をモノにする

6歳（1990年）

2月18日、約12か月の休養明けで迎えた8戦目は、5歳以上900万下の兵庫特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で丸山勝秀騎手（7戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で丸山勝秀騎手（8戦4勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入った。

4月7日、中4週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で丸山勝秀騎手（9戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で丸山勝秀騎手（10戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月11日、約6か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で丸山勝秀騎手（11戦4勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた13戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

12月2日、連闘で迎えた14戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた16戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7歳（1991年）

1月12日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。