メゾンブランシュ（1989年生、母ブランシユレイン）

メゾンブランシュ（1989年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のAlleged（当時15歳）と交配したブランシユレインが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地36戦5勝2着6回。1992年のクイーンステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

二本柳俊夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

9月15日、デビュー戦は杉浦宏昭騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイカツソブリンに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下の赤松賞（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

12月21日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

3歳（1992年）

2月16日、中7週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦宏昭騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦宏昭騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

4月4日、中4週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦宏昭騎手（7戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したミヨノスマイルを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

4月19日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦宏昭騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

5月3日、中1週で迎えた10戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したアトランタホースを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

5月24日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るキャリイアウトをアタマ差だけ差し切って制した。

6月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（10戦2勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

9月19日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上900万下の浦安特別（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（11戦2勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したオールレインボーにクビ差届かず2着となった。

10月4日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（12戦2勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

11月15日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳G1のエリザベス女王杯（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（13戦2勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

4歳（1993年）

3月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦宏昭騎手（14戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のユーワタカシをクビ差振り切って久々の実戦をモノにした。

4月24日、中4週で迎えた17戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の晩春ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の府中ステークス（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（15戦3勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、最後はモンタミールと並んで4着同着となった。

6月13日、中2週で迎えた19戦目は、フリーウェイステークス（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（16戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月11日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上900万下のながつき賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（17戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（18戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったワーキングガールにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月23日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（19戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったパワフルボーイに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦宏昭騎手（20戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦宏昭騎手（21戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

5歳（1994年）

2月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦宏昭騎手（22戦3勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦宏昭騎手（23戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月1日、中5週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で杉浦宏昭騎手（24戦3勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。最後はニッポーバーディーと並んで2着同着となった。

5月14日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で杉浦宏昭騎手（25戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクアドリフォリオをアタマ差振り切って4勝目をマークした。

5月28日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の是政特別（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で杉浦宏昭騎手（26戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で杉浦宏昭騎手（27戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月17日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、4歳以上900万下の浦安特別（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で杉浦宏昭騎手（28戦4勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミスターゼベットを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月22日、中4週で迎えた32戦目は、奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で杉浦宏昭騎手（29戦5勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

11月20日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦のノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で杉浦宏昭騎手（30戦5勝）。17頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた34戦目は、師走ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で杉浦宏昭騎手（31戦5勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6歳（1995年）

1月21日、中4週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で杉浦宏昭騎手（32戦5勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

3月5日、中5週で迎えた36戦目は、P.ペイン騎手を鞍上に迎えて、’95ファイナルカップ（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。