メモリーメディア（2015年生、母メモリーアフリート）

メモリーメディア（2015年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時10歳）と交配したメモリーアフリートが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本直弘。2017年のゴールドウィング賞(地方重賞)で2着に入った他、2018年の新春ペガサスカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

塚田隆男厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2017年）

7月21日、デビュー戦は友森翔太郎騎手を鞍上に据えて、2歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は437kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピザヤカラノテガミに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月10日、中2週で迎えた2戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メモリーメソッドに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の若駒特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカツゲキミヤビに約12馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

9月21日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第1戦（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったサムライドライブに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第2戦（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウォーターループに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

10月24日、中2週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサムライドライブに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月29日、中4週で迎えた7戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第5戦（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2018年）

1月16日、中6週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

2月13日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のはやぶさ特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（7戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモロッソを目の覚めるような末脚でアタマ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

10月11日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で今井貴大騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた11戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で今井貴大騎手（9戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るピーチメルバを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切ってファンの支持に応えた。

11月12日、中1週で迎えた12戦目は、さそり座特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で今井貴大騎手（10戦4勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた13戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で今井貴大騎手（11戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったザッツアモーレに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月6日、中0週で迎えた14戦目は、くず湯賞（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で今井貴大騎手（12戦4勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったファイトエルフに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4歳（2019年）

2月13日、中9週で迎えた15戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で今井貴大騎手（13戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、ディヴィデンドに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた16戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で今井貴大騎手（14戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったキーポジションに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中1週で迎えた17戦目は、0から1へ!起こそうキセキを!（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で今井貴大騎手（15戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムマンカイに5馬身の差をつけて6勝目をマークした。

3月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般A7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったセンターフォワードに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中1週で迎えた19戦目は、おひつじ座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（16戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4月16日、連闘で迎えた20戦目は、おうし座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（17戦5勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。