ニシノファンシー（1996年生、母マルサチャーリー）
Nishino Fancy
1996.03.08
ニシノファンシー（1996年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時10歳）と交配したマルサチャーリーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回、地方27戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下(牝)。
経歴
デビュー前
星川薫厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1998年）
8月16日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。
8月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。
9月20日、中2週で迎えた3戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着を確保した。
3歳（1999年）
7月25日、約10か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、4着に終わった。
8月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマジカルリーダーをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。
9月5日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。
9月19日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。
9月25日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。
4歳（2000年）
6月18日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。
7月1日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
8月12日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。
8月27日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。
9月10日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のジーティーフレンズを半馬身振り切って2勝目を獲得した。
9月24日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、フォーカルスターに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。
10月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（11戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。
11月4日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（12戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグレイスカップを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて3勝目を手に入れた。
5歳（2001年）
4月15日、約5か月半の休み明けで迎えた17戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。
4月22日、連闘で迎えた18戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。
5月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。
11月4日、約6か月の休養明けで迎えた20戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。
11月18日、中1週で迎えた21戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。
12月2日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。
12月23日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。
6歳（2002年）
4月23日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、鈴木徹平騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。
5月6日、中1週で迎えた25戦目は、ハクピット号杯（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木徹平騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。
5月21日、中1週で迎えた26戦目は、トータスインターナショナル杯（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木徹平騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。
6月2日、中1週で迎えた27戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般A（上山ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。
6月18日、中1週で迎えた28戦目は、上山・葉山温泉女将会賞（上山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は鈴木徹平騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。
7月1日、中1週で迎えた29戦目は、米本滿誕生日記念（上山ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木徹平騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。
8月24日、中7週で迎えた30戦目は、はづき賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。
9月17日、中2週で迎えた31戦目は、鳴子黒湯の高友旅館賞（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は鈴木徹平騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。
10月1日、中1週で迎えた32戦目は、カガリスキー号杯（上山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木徹平騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。
10月15日、中1週で迎えた33戦目は、メルボルンカップ（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木徹平騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。
10月27日、中1週で迎えた34戦目は、JTB山形支店踊る花笠カップ（上山ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。
11月12日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞のラ・フランス賞（上山ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。
12月7日、中3週で迎えた36戦目は、牝馬限定オープンの雪椿賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。
7歳（2003年）
4月5日、約4か月の休み明けで迎えた37戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のオーサムカマーをハナ差制して久しぶりに勝ち星を挙げた。
4月20日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のウエストユメキタルをハナ差制して5勝目を挙げた。
7月20日、約3か月の休養明けで迎えた39戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアンダージョイに1馬身3/4の差をつけて6勝目をマークした。
8月2日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。
8月13日、中1週で迎えた41戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラッコムからクビ差の2着に甘んじた。
8月30日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のリンデンハスラーに5馬身の差をつけて7勝目をマークした。
9月15日、中1週で迎えた43戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラッコムからアタマ差の2着に甘んじた。
9月29日、中1週で迎えた44戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。10着に敗れた。
10月12日、中1週で迎えた45戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（7戦4勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月26日、中1週で迎えた46戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。
11月10日、中1週で迎えた47戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。
12月8日、中3週で迎えた48戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（9戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。12着に敗れた。
12月23日、中1週で迎えた49戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。
12月31日、連闘で迎えた50戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。