ダイチラディウス（2013年生、母クリスタルヴィオレ）

ダイチラディウス（2013年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大地＋光線（ラテン語）。大地の光線」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時18歳）と交配したクリスタルヴィオレが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏服部牧場。2019年のすずらん賞(一般)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

9月5日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月7日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキングオブアームズをハナ差振り切って初白星を挙げた。

12月19日、中5週で迎えた5戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

3歳（2016年）

1月17日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で石川裕紀人騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

3月12日、中7週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた8戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

5月28日、中8週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた10戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

9月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた12戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず13着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は原田和真騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

4歳（2017年）

2月5日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田和真騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

2月18日、中1週で迎えた17戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は原田和真騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の燧ヶ岳特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田和真騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で原田和真騎手（8戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

7月1日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南相馬特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月17日、中5週で迎えた24戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、南部杯カウントダウン22（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた25戦目は、プロキオン賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月30日、中1週で迎えた26戦目は、秋嶺賞（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた27戦目は、サマースノーアシロ賞（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた28戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、ひいらぎ賞（水沢ダート1900m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた29戦目は、スノーホワイト賞（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダンストンリアンに半馬身届かず2着となった。

12月23日、中1週で迎えた30戦目は、銀嶺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウインバーニングをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

5歳（2018年）

1月7日、中1週で迎えた31戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第3戦（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、春風賞（水沢ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたルーク決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4月3日、中1週で迎えた33戦目は、ハナミズキ賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズヨローズを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月28日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、南関東ジョッキーズフレンドリーマッチ第2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴロウマルウィンを豪快な末脚でハナ差だけ差し切って4勝目をゲットした。

5月13日、中1週で迎えた35戦目は、メイカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月8日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、カンザキアヤメ賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6歳（2019年）

4月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた37戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、ラベンダー賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るトミケンカリムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

4月21日、中1週で迎えた38戦目は、駒形賞（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた39戦目は、皐月特別（水沢ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒドゥンブレイドを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って6勝目を奪取した。

6月17日、中5週で迎えた40戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したユイノムテキにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月27日、中5週で迎えた41戦目は、すずらん賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキングジャガーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

9月8日、中5週で迎えた42戦目は、M2の青藍賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた43戦目は、神無月特別（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキングジャガーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて8勝目を獲得した。

2020年9月3日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。