カイコウ（2021年生、母トウカイクルーク）

カイコウ（2021年3月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「邂逅」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時17歳）と交配したトウカイクルークが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は二風谷ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方6戦2勝2着1回。2023年のクローバー賞(オープン)で2着に入った他、2023年のアンバー特別に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2023年）

5月10日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったカプセルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月28日、中4週で迎えた3戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミシロウェイに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月27日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月20日、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったコスモディナーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

9月2日、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

10月19日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、2歳オープンのアンバー特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で落合玄太騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシントルペードに3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

11月12日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、2歳M1の南部駒賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

3歳（2024年）

1月6日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

2月10日、中4週で迎えた10戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

4月7日、中7週で迎えた11戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

4月13日、連闘で迎えた12戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

7月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラスの旭川特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

10月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。