ストゥディウム（2012年生、母ルナマリア）

ストゥディウム（2012年4月18日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルースリンド（当時11歳）と交配したルナマリアが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はサンライズステイブル。戦績は、地方33戦5勝2着2回。2015年の羽田盃(S1)に勝利した他、2014年のハイセイコー記念(S2)を制する活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

矢野義幸厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2014年）

6月20日、デビュー戦は本橋孝太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のライラックデビュー（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って4着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るエスケイパサーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月4日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の新生特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた4戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のはやぶさ特別（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったクールテゾーロにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

9月17日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンの’14ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月29日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るコンドルダンスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

11月12日、中1週で迎えた7戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線に入ると、前で粘るオウマタイムを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って制した。

3歳（2015年）

3月18日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

4月22日、中4週で迎えた9戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るオウマタイムを鮮烈な末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

6月3日、中5週で迎えた10戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

7月8日、中4週で迎えた11戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 雨/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦3勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月8日、中8週で迎えた12戦目は、3歳S2の戸塚記念（川崎ダート2100m 雨/不良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月15日、中4週で迎えた13戦目は、3歳オープンの’15スターバーストカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた14戦目は、S3の埼玉新聞栄冠賞（浦和ダート1900m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で石崎駿騎手（8戦3勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で石崎駿騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタイムビヨンドに3馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

4歳（2016年）

5月18日、約6か月の休養明けで迎えた16戦目は、S2の大井記念（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で石崎駿騎手（10戦4勝）。14頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの短夜賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で石崎駿騎手（11戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

8月3日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で石崎駿騎手（12戦4勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月12日、中9週で迎えた19戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で石崎駿騎手（13戦4勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ユーロビートに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた20戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で石崎駿騎手（14戦4勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた21戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で石崎駿騎手（15戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた22戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で石崎駿騎手（16戦4勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた23戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で石崎駿騎手（17戦4勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5歳（2017年）

2月15日、中6週で迎えた24戦目は、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で石崎駿騎手（18戦4勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

7月26日、約5か月半の休み明けで迎えた25戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で石崎駿騎手（19戦4勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

8月30日、中4週で迎えた26戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で石崎駿騎手（20戦4勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた27戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

11月23日、中9週で迎えた28戦目は、Jpn2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（21戦4勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた29戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、Jpn2の名古屋グランプリ（名古屋ダート2500m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

6歳（2018年）

4月22日、約4か月半の休み明けで迎えた30戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた31戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた32戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、キタサンブラック・プレミアム（門別ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた33戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、「My AIRDO」特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。