ネヴァセイネヴァー（2007年生、母マルスフラウ）

ネヴァセイネヴァー（2007年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「出来ないとは言わない」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時15歳）と交配したマルスフラウが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方38戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月22日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は432kg。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

3歳（2010年）

2月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月19日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の美容師!高橋一晃!大賞典（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

4月9日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた7戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイユウコメットをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月14日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のジェットカフェに3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

7月4日、中6週で迎えた10戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

8月5日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた12戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で島崎和也騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で島崎和也騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で島崎和也騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般C30（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で島崎和也騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカープに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月22日、中1週で迎えた18戦目は、一般C29（笠松ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で島崎和也騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた19戦目は、一般C29（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で島崎和也騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の一般C26（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で島崎和也騎手（8戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のゴールドムーランに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2011年）

1月7日、中0週で迎えた21戦目は、福寿草特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で島崎和也騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

1月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で島崎和也騎手（10戦1勝）。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

1月31日、連闘で馬体重を前走から7kg戻して迎えた23戦目は、牝馬限定の一般C26（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で島崎和也騎手（11戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた24戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、れんこん料理の竹扇賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた25戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったオーエヌテイオーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月15日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の一般C20（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた27戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のエクセレントラックに1馬身の差をつけて制した。

4月28日、中2週で迎えた28戦目は、れんげ特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は島崎和也騎手（12戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた29戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたトップオブナカヤマ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中4週で迎えた30戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったマルタカディリーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月27日、中1週で迎えた31戦目は、れんこん料理の竹扇賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のソルフェージュボスに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月18日、中2週で迎えた32戦目は、岐阜信用金庫杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚研司騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月28日、中0週で迎えた33戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚研司騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、チャローラクシュミに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月3日、連闘で迎えた34戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は島崎和也騎手（13戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカサドールバンダムをクビ差振り切って優勝

8月18日、中1週で迎えた35戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた36戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた37戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1八（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた39戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、きせかえカレンダー杯（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた40戦目は、一般C1十（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた41戦目は、一般C1十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。